観光・郷土情報センター 肥後の梅太郎です★
今回は、熊本市中央区大江にある徳富記念園をご紹介します(^v^)
この日はあいにくの雨でした~(T_T)
明治3年、徳富蘇峰・蘆花兄弟一家が水俣からここに移り住んできました。
(お父さんもすごい方で、熊本藩庁出仕のために引っ越してきたんです!)
徳富兄弟は、熊本を代表する偉人です<(`^´)>
徳富蘇峰(本名 猪一郎)は、文久3年(1863)生まれ。明治から昭和にかけて活躍した、ジャーナリスト・歴史家・政治評論家・文筆家です。(とにかく凄い人なんです^^;)幼くして熊本洋学校に学び、熊本バンドにも参加しています。その後は、同志社大学で学びました。大河ドラマ「八重の桜」にも登場していましたね(^v^)♬ 蘇峰は、『近世日本国民史』(全100巻)などなど、膨大な数の著作を残しています(゜o゜)
ちなみに、熊本で人気の観光地のひとつ、「大観峰」の名付け親は蘇峰さんなんですよ^m^
徳富蘆花(本名 健次郎)は、明治元年(1868)生まれ。小説『不如帰』『自然と人生』などで知られる文豪。蘇峰さんの弟です。お兄ちゃんと一緒に、同志社大学で学びました。熊本を題材にした作品も多いんです(^。^)☆
記念園には、当時のままの家が残されています(゜o゜)風情がありますね~♡
お庭は、きれいに整備されて散策できるようになってました。天気のいい日は、たいぎゃ気持ちのよかばいな~♬
明治9年、当時9歳だった蘆花は二階の雨戸のかげから、神風連の乱を目撃!!(・。・; のちに、この時の体験をもとに『恐ろしき一夜』を書きました。
蘆花少年は、ここから火が燃え上がる城下を見たなんて...相当怖かったでしょうね.....(T_T)
明治15年、この家に戻ってきた蘇峰は一部を校舎にして、私塾・大江義塾を開校しました。蘇峰はなんと、当時19歳\(◎o◎)/! ここから、宮崎滔天(とうてん)など多くの門人が育っていきました。
徳富旧邸には、蘇峰が使用した机と蘆花の文机が残っています。
当時の若者たちの情熱が伝わってくるようです☆彡
トルストイを敬愛していた蘆花は、奥さんと一緒にロシアまでトルストイを訪ねました。こちらは大きな旅行鞄。ちゃんと蘆花の名前と国籍が大きく書いてありました。レトロでお洒落な鞄です❤
蘆花夫妻愛用の冷蔵庫です。こちらも、レトロでいいですね~(^◇^)
他にも、蘇峰さんと蘆花さんゆかりの貴重な物が家のあちこちに展示してありました(^v^)明治の物を見ているだけでわくわくしませんか♡
こちらは、徳富記念館です。
明治100年を記念して建てられました。徳富兄弟の著書や遺品、自筆原稿など約2000点に及ぶ貴重な品々が展示・保管されています。見ごたえありますよ~(^。^)
お庭には、蘇峰の師・新島譲ゆかりのカタルパの木があります。(新島譲は、同志社の創立者です。) 毎年5月には、香り豊かな白い花を咲かせています☆
徳富記念園、おすすめですよ~(^v^)
カタルパの花が咲くころにまた訪れたいです(●^o^●)
☆徳富記念園☆
開館時間 9:30~16:30
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始
入館料 高校生以上200円
小中学生100円
(熊本市内の小中学生・65歳以上等は無料)