2016年3月20日日曜日

阿蘇神社・火振り神事

こんにちは♬
観光・郷土情報センター 肥後の梅太郎です☆

阿蘇神社の農耕祭事のひとつ、田作祭(たつくりさい) 火振り神事 に行ってきました(^◇^)

稲作の祭りが年間を通じて行われている阿蘇神社。

それらの祭りは、「阿蘇の農耕祭事」として国重要無形民俗文化財に指定されています。

火振り神事は、阿蘇の農耕祭事のひとつ「田作祭」における「御前迎え(ごぜむかえ)」の行事のひとつ。熊本の三大火祭りとしても知られているんですよ(^o^)

 阿蘇神社には、健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ、十二神の神様がお祀りされています。三宮 国龍神(くにたつのかみ)の結婚をお祝いする儀式が、火振り神事です。

このお祭りは、神々が結ばれることにより、作物が生まれる豊穣を祈る農耕行事として行われ、土地の人は祭りが終わるのを待って農作業を始めていました。(熊本観光文化検定公式テキストブックより)
参道には、神事で使用するたくさんのカヤの束が用意されていました!


お祭りの前に、阿蘇神社に参拝しました。 いつ来ても、立派な拝殿

この日はお日柄も良く、境内は冴えわたっていました

阿蘇神社は、全国でも珍しい横参道。

参道の南には阿蘇火口、北には国造神社が位置していると言われています。

阿蘇神社の楼門は、日本三大楼門の一つ。

楼門の前で、大阿蘇御神火太鼓保存会による太鼓の演奏です(^v^)
 とってもむしゃんよかったですよ~

参道に、夕闇が迫ってきました。

なんだか、空気も凛と張りつめています。
みんなで、姫神さまのご到着をいまかいまかと待ちわびています^m^

お(゜o゜) 火が灯り始めました。

御神体が到着し、まずは氏子さんたちが火のついたカヤ束を振り回します。

厳かで幻想的な雰囲気が漂います。

農事の神の国龍神(くにたつのかみ)との結婚式を迎えた姫神を、地元の人たちがたいまつに火をともして歓迎した故事に由来するそうです(^v^)

姫神さま御一行が、静かにお通りになります。


「カヤの束は反時計回りに、ゆっくりと大きく回すのがコツですよ。」

地元の方が、とても丁寧に優しく教えてくださいました(^v^

拝殿で婚礼の儀式が行われている間も、カヤ束を振り続けます。


婚礼の儀式を終えられた神様は、新婚の旅へとおでかけになります。
(見えづらいですが、写真の真ん中の青年2人が担いでいるのが姫神さまのご神体です。)

火振り神事には、一般の人でも参加できますヽ(^o^)丿

拙者も、しっかりカヤ束を振らせて頂きました。
思っていた以上に大迫力で、緊張しました(^_^;)




神様がお立ち寄りになられるところでは、火を振ってお出迎えします。

カヤのパチパチと燃える音、火のついたカヤ束が回る音、太鼓の音が響いて、 とても神秘的でした