2017年8月28日月曜日

「くまもと発“美”粒子が未来をつくる~スキンケアから電子素材まで~」


こんにちは、図書館です。
今日は7月22日に開催された「くまもと発“美”粒子が未来をつくる~スキンケアから電子素材まで~」の様子をお伝えします。

講師は熊本大学 大学院 先端科学研究部(工・化学系)教授 伊原博隆先生と、熊本県産業技術センター 永岡昭二先生のお2人です。
微粒子の研究をされている伊原先生と、その微粒子を使って商品開発を行う企業の支援をされている永岡先生、それぞれの立場からお話をしてくださいました。

はじめは、伊原先生のお話から。
【微粒子】と聞くととても難しいお話を想像しますが、伊原先生は『皆さん、この地球上で一番大きな生物は何か知っていますか?』という簡単な質問からスタートしました。(答えは「シロナガスクジラ」です。)
例えに出てくるものがどんどん小さくなっていきました。
どんどん小さくなって、私たちが想像しているよりもっともっと【微粒子】とは小さいものだと分かりました。



また、そんな小さな【微粒子】の中でも「花粉」のお話をされました。
皆さん、「花粉」の形をご存知ですか?
とげがついているものや丸い穴が開いているものなど、さまざまな形があるんです。
人工的には創りだせない美しさだと先生は話してくださいました。
ここに今回タイトルを【微粒子】ではなく【“美”粒子】と言い換えた理由があります。



次に、伊原先生が研究されている、太陽光を効率よく吸収するために【微粒子】を活用したフィルムの実験について解説してくださいました。
【微粒子】なので肉眼では見えないのですが、実験の数値が【微粒子】の大きさを物語っていました。

【微粒子】をどのように商品に活かしていくかという永岡先生のお話しでした。
先生のお話のキーワードは“セルロース”です。

 

石炭は出来るのに何十年、何百年とかかるけれど、セルロースは数年で出来るのでこれからのエネルギー源として可能性があるというお話しでした。

そして、実際にセルロースを活用した化粧水をつけたり、顕微鏡で見せていただきました!!
普段、なかなか見ることのできない【微粒子】は綺麗な丸い形をしていました。


「産学官」の連携により私たちの生活がより豊かになるその過程を、【微粒子】というひとつのキーワードを元に教えていただいた講演会でした。


こんな貴重な時間を作っていただいた先生方に感謝いたします。