2018年5月5日土曜日

「町屋のチカラ」

こんにちは、図書館です。

415日(土)に行われた、「町屋のチカラ」の様子についてお伝えします。


平成28年4月14、16日の熊本地震から2年。まだ復興の進まない地区も多くあります。今回は、熊本市の財産ともいえる城下町を支える新町・古町の古い町屋にスポットを当て、新町・古町町屋研究会代表の宮本茂史さんに町屋やまちづくりについてお話ししていただきました。


宮本さんは、以前から地域の活動やまちづくりに積極的に参加されていましたが、熊本地震後さらに地元の復興へ向けた取り組みなどに尽力され、その必要性を強く感じたとおっしゃっていました。

特に町屋については、熊本地震後、やむを得ず解体が進むどうしようもない状況の中、町屋の魅力や歴史的価値を伝えていくことがどれだけ大変だったか、今回改めてよく分かりました。

今も昔も、職人技術や手間の価値など「町屋に込められたチカラ」、魅力的な空間・質感・連帯感など「町屋自体が持つチカラ」、利活用に奔走する人々の努力の「町屋を活かすチカラ」があるという宮本さんのお話を聞き、町屋には建物と歴史とそこに住む人たちの想いがすべて詰まっているような気がしました。


今回のイベントを通して、町屋に関する取り組みもまちづくりの1つであり、地域の課題を解決するきっかけや可能性になり得ることを、参加者の方たちと共有できたことがとても嬉しかったです。

また、皆さまからの感想に「自分たちに何ができるか」、「いろんな取り組みに自分も参加したい」という声が多く、これからも図書館としてまちづくりに何か少しでもお役に立ちたいと強く思いました。


プラザ図書館では、今後もさまざまなイベントを予定しております。
皆さまのご参加お待ちしております。