今回は、12月5日に行われたセミナー「熊本のスポーツによる新興」の様子をお伝えします。
今年度、熊本市・キリングループ・日本財団の3者で締結した「熊本地震からの復興の加速と未来への礎となる担い手の育成」に関する連携協定に基づく事業として行われる『くまもと未来人材育成塾』のプレセミナーが開催されています。本セミナーは、当館も共催いたしました。
最初に、熊本バスケットボール株式会社（熊本ヴォルターズ）代表取締役社長の湯之上聡氏が講演されました。熊本にプロバスケットボールチームを作りたいと思った理由、ゼロからの挑戦、辛かった負のスパイラルの時期、熊本地震による影響、現在の好調な成績などについてお話しいただき、その中では、実際試合の様子や会場で放映されている映像もご紹介いただきました。
熊本地震を経験し復興を目指していく中で、“元に戻すのではなく、ここから新しく興していく”という湯之上社長の熱い思いは、受講者に届いたことでしょう。
休憩をはさみ、受講者は「地域活性化のために、プロスポーツクラブに期待すること」をグループに分かれて話し合いました。各方面から参加された受講者は、それぞれの業種の特性を活かしながら様々な意見を交わされていました。最後にグループごとの発表では、経済活動も含め地域を活性化させるためのユニークな提案が次々に出され、私たち自身も図書館としてそこにどう関わっていけるかを考える大変良い機会になりました。
プラザ図書館は、今後も熊本を元気にするプロスポーツチーム・熊本ヴォルターズを応援していきます。スポーツや地域活性化、まちづくり、人材育成などに関する本もたくさん取り揃えておりますので、ぜひご利用ください。
