2019年1月5日土曜日

「バリアフリー上映会&ワークショップ」

こんにちは、図書館です。

今回は、1216日(日)に行われたバリアフリー上映会『天国からのエール』と点字ワークショップの様子についてお伝えします。

バリアフリー上映会とは、目が見えづらい方や耳が聞こえづらい方にも映画を楽しんでいただけるよう、音声ガイドや字幕のついた作品を上映する取り組みのことです。
プラザ図書館では、今回が初めての開催となりました。

上映した作品は「天国からのエール」。
沖縄で弁当屋を営むかたわら無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」を作り、がんと闘いながらも若者たちの夢を後押しした仲宗根 陽(なかそね ひかる)氏の実話をもとにした感動作です。


音声ガイドや字幕は、目や耳に障害をお持ちの方の映画鑑賞を手助けしてくれるだけでなく、すべての方に映画の内容をよりわかりやすく伝えてくれます。
生き生きと描かれる若者たちの青春模様には、時々笑い声も上がり会場にはほっこりとあたたかな雰囲気が広がりました。
クライマックスでは、涙を誘われすすり泣く声を上げられる方も…。

上映後には、「とても良い作品でした」「感動しました」とのお声をいただき、障害の有無に関わらず皆様に作品を楽しんでいただけたことが感じられました。



ホワイエでは、点字でクリスマスカードや年賀状を作成するワークショップを開催しました。専用の道具を使い、カードにポコポコと凸を作っていきます。


まず練習で感覚をつかみ、その後“メリークリスマス”“あけましておめでとう”や名前などの文字を「点字一覧表」をしっかり確認しつつ間違えないように打っていきました。装飾も思い思いに楽しまれ、オリジナルのカードが完成!


なかなか触れる機会の少ない点字ですが、展示していたサンプルをご覧になる方も多く、身近に感じていただけたのではないでしょうか。

図書館では、点字の児童書や布の絵本、大きな活字で書かれた本などをご用意しています。皆さまのご利用をお待ちしております。