2016年12月17日土曜日

「 エロマンガ島に住んでみた! -リアル冒険報告会-」



こんにちは、図書館です。

今回は、113日(木・祝)に行われた、
「 エロマンガ島に住んでみた! -リアル冒険報告会-」の
様子についてお伝えします。

北九州市立大学 非常勤講師の大津留香織氏に
バヌアツ共和国のエロマンガ島での、
刺激的でユーモラスな体験談などをお話いただきました。

大津留氏は、紛争解決手段としての裁判制度に疑問を持たれ、
日本とは全く違う文化や価値観の違う場所で、
研究対象となっている人々と一緒に生活をしながら、
対話やインタビューをするフィールドワークを行っておられます。





エロマンガ島は南太平洋にあり、
東京の2/3の広さに、人口2,000人の島で、
警察も裁判官もいないのに無法地帯ではなく平和だそうです。

日本でいうお正月にあたる12/311/1は、
1520km離れた親戚のいる村々に
12時間ほど歩いて移動してまわるお祭りBonaniが行われます。
古いものを壊し新しいものを呼び込むという意味合いで、
男性陣はその村のバナナの木を壊します。
その後、みんなで食事をしたりお話をしたりして
久しぶりの再会を楽しみます。

問題が起きた場合は、地域の中から選ばれたチーフたちを中心に、
バナナや肉など貴重なものを持ち寄って全員で
とことん話し合います。
常に「同じだけ返す」「付き合いを続ける」という方針で、
一堂に会して集まったり、話し合ったり、
食事をしたりすることを一番大事にされているそうです。


参加された方も興味津々で、次々に質問をされていました。





ネットの情報では、イロマンゴ島と表記されていたりしますが、
現地ではその発音では伝わりません。その他にも、実際に行ってみると
全然違うことがいっぱい!!
ネットの情報だけで行ったつもりにならずに、
みなさんも知らない所へ行ってみませんか?


図書館では今後もさまざまなイベントを予定しております。
ぜひ、ご参加ください。