こんにちは、図書館です。
今回は8月10日(土)に開催された「熊本でがんと共に生きる in くまもと森都心プラザ図書館」の様子についてお伝えします。
今回のイベントは、講演会と個別相談会の二部構成で開催しました。
まず、「がんと共に賢く生きるコツ ~最新の治療情報も交え~」と題して、熊本大学病院
がんセンター 外来化学療法センター長の陶山浩一先生に講演を行っていただきました。
陶山先生は、腫瘍内科医として現場でがんの診療にあたられています。
腫瘍内科医は、がん医療の専門家です。
がんを「胃がん」「大腸がん」などといった部位ごとに診るのではなく、全ての臓器を横断的に診療し、治療のコーディネートや患者のサポートを行うのが腫瘍内科医の役目だそうです。
医療に関する様々な情報が溢れている現代において大切なのは、根拠のある「正しい情報」を入手すること。
そして、この先の人生をより良く生きるために自分にとって最適な治療法は何かということを、自分の価値観や医師との相談も踏まえてしっかりと判断することだという陶山先生のお話に、会場の皆様は大きく頷きながら聞き入っておられました。
講演会のあとは、がんについての個別相談会を開催しました。
プラザ図書館では、偶数月の第二土曜日にがん専門相談員による個別相談会を定期開催していますが、今回はその拡大版。
がん専門相談員のほか、訪問看護師、薬剤師、管理栄養士、社会保険労務士、ハローワーク、熊本市生活自立支援センタ―の相談員の方にお越しいただき、各ブースで相談に応じていただきました。
お一人あたり15分という限られた時間内ではありましたが、皆様にはがんに関する疑問や不安を気軽に相談していただくことができたようです。
相談を終えたあとは、すっきりと明るい表情でお帰りになる方も多くいらっしゃいました。
二人に一人はがんになるといわれる現代。
日本人の死亡原因の第一位はがんであるという調査結果もあり、がんはもはや特別なものではなく、身近な病気のひとつとなっています。
がんに関する不安や疑問でお悩みの方は、ぜひ相談会に参加してみませんか?
次回のがん専門相談員による相談会は、10月12日(土)に開催します。
申込不要、秘密厳守の相談会ですので、どうぞお気軽にご参加ください。お待ちしております。



