こんにちは、図書館です。
今回は7月19日(日)に開催された「森都心プラザ図書館が贈る 親子で楽しむ朗読会 ~語りと箏とフルートで奏でる宮澤賢治の世界 Vol.3~」の様子をお伝えします。
毎年、4月23日の「子ども読書の日」に合わせて開催してきた朗読会。
今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて7月に延期となり、会場はプラザホールに変更し、ソーシャルディスタンスを十分に確保して開催しました。
出演は「ことはのね」の皆さん。
フリーアナウンサー・演劇朗読家として活躍されている政木ゆかさん、熊本を代表するフルーティストの吉永洋子さん、全国大会優勝の経験もお持ちの若手箏曲家・小路永和奈さんの3名で構成されている朗読ユニットです。
子どもにも大人にも愛されている宮沢賢治の作品の中から「注文の多い料理店」と「どんぐりの山猫」を朗読していただきました。
「注文の多い料理店」は、ふたりの青年紳士が狩りの途中で不思議な西洋料理店に迷い込む物語です。
行く手に次々と現れる扉に戸惑う紳士たちの様子を、広いホールのステージを歩きながら、臨場感たっぷりに表現される政木さん。
箏とフルートから生み出される多彩な音色、先の読めないミステリアスな雰囲気をさらに盛り上げ、会場の皆さまは物語の世界へ引き込まれていました。
一郎少年がどんぐりたちの争いをおさめるための裁判に招かれる「どんぐりと山猫」では、会場が一転して賑やかで楽しいムードに包まれました。
プラザ図書館のスタッフも、どんぐり役で参加させていただきました。
わいわいと元気に言い合いをするどんぐりたちの様子、お伝えできたでしょうか?
終演後は皆さまから「楽しかった!」「素晴らしい時間でした」とのお言葉をいただき、公演をご堪能いただけたことが伝わってきました。
中には、「これまで外出を控えていましたが、久しぶりのイベント参加で本当に楽しかったです」としみじみとおっしゃっていました。
プラザ図書館では、これからも感染防止対策をしっかりと行い、皆さまに安心して楽しんでいただけるイベントを開催していきます。
今後のイベント情報は、プラザ図書館のHP、Facebook、Twitter、館内掲示にてお知らせしております。
皆さまのご参加をお待ちしております!