こんにちは、図書館です。
9月29日(日)開催のイベント「2024年度 第2回 熊本県読書応援ボランティア養成講座」の様子をお伝えします。今回の講座のテーマは盛りだくさん。
一つ目は昨年度、読書活動推進の功績が認められ、文部科学大臣表彰を受賞された、肥後っ子いきいき読書アドバイザーの吉田ひとみさんによる
「中学生への読み聞かせテクニック」。
現在吉田さんは中学校にて、朗読という形で子どもたちに物語を手渡しています。
朗読の活動は今年で25年。
長く続けていくためには学校との連携がとても大切です、と吉田さん。
朗読は聞き手と話し手の心が響き合って初めて人に届くもの。
経験に裏打ちされた言葉に、大きく頷きながらお話を聞かれる参加者の方も多くおられました。
二つ目は熊本県社会教育課の3名の皆さんによる『ビブリオバトル』。
ビブリオバトルとは、登壇者がそれぞれ好きな本を紹介し、聴衆が読みたくなった本に投票して競う、知的書評合戦です。
好きな本の紹介をする時、人の顔は自然とほころぶのですね。その表情も含めて本の魅力が伝わって来るひと時でした。
ビブリオバトルはここ数年で大変人気が上がっているイベントです。
最後はブックトークの演習。
ブックトークとは、一つのテーマを元に本を紹介したり、読み聞かせを行うイベントです。
今回は当館コンシェルジュがブックトークのポイントを解説した後、受講者の皆さんでブックトークのシナリオ作りと発表までを行いました。
研修を通して受講された方々のこれまでの経験と知識の深さを実感しました。また、子どもたちに本を届けていくためのたゆまぬ努力の日々を垣間見ることができ、とても刺激を受けました。私も今日の研修をこれからの活動に繋げていきたいと思います。
ご登壇の吉田さん、熊本県社会教育課の皆さん、本当にありがとうございました。