こんにちは図書館です。
今回は9月23日(土)に行われた
講演会「水俣と生きる -過去から未来へ-」の様子をお伝えします。
講演会は2部構成で、第1部は水俣病についての講演、
第2部は水俣で農産物の生産・加工・販売されている方々の
トークセッションという内容でした。
第1部は、水俣病について長年携わってこられた、
KKT熊本県民テレビ報道部次長・記者の東島大さんに
水俣病の今日までの歩みをお話いただきました。
東島さんのお話は、淡々としていながらも時折り笑いを交え、
事実のみを並べられることで、客観的に水俣病を捉え
“わがこと”として考える大変良い機会となりました。
第2部は、水俣で果物の栽培や加工をされている
【Mr.Orange】の安田昌一さんと、
同じく水俣で、オーガニックマーケットをされている
【もじょか堂】の澤井健太郎さん、そして第1部に引き続き
東島さんの3名でのトークセッション。
安田さん、澤井さんが現在に至るまでの経緯や、
仕事のやりがい、今後の展望などのお話をお聞きしました。
お二人の魅力的なお人柄と活き活きとお話になる姿は、
「食」と真剣に向き合ってこられた誠実さと
本当の意味で豊かに生きることの本質をも捉えられているようで、
今の水俣が、なぜあんなにエネルギッシュなのか、
その秘密が分かった気がしました。
安田さんが、ビジネス支援を受けて商品開発された
「みずたまご」の試食も大好評で、
商品についての感想も沢山いただきました。
金曜日の夜という時間帯にも関わらずご来場いただいた皆さま、
また、講師を引き受けてくださった
東島さん、安田さん、澤井さん、本当にありがとうございました。