今回は8月4日(日)に開催された【学生の未来ワークショップ -対話型自治体経営シミュレーションゲーム「SIMULATION熊本2030」@くまもと森都心プラザ図書館-】の様子をお伝えします。
昨年に引き続き、このゲームの開発チームである「くまもとSMAILEネット」より講師の和田大志さんと、監査役として3名の方にご協力いただきました。
参加者を4つのグループに分け、それぞれが架空の都市の部長になって限られた予算の中で幸せなまちづくりを目指すこのゲーム。開始後、まず市全体の概要をグループで共有し、農林水産部長、健康福祉部長など、各自任命された部の事業内容や現状を把握します。その中で、市の方向性として何を選択し優先させるかは各グループの話し合いによって決められ、ゲームは進んでいきました。
5年後10年後と進むステージごとに監査役の鋭い指摘が入り、参加者の頭を悩ませます。
果たして、考え悩みながら対話を繰り返しつくりあげた市は、自分たちが住みたいと思うような市になったでしょうか。
“将来どうありたいか”という、先を見通した視点から物事を見ることは、参加者に多くの気づきを与えてくれたようでした。
図書館には、今回のイベントに関連するまちづくりや自治体経営についての本も取り揃えております。ぜひ、様々な選択をする裏付けや、エビデンスに基づいた政策などを考える際にご活用ください。お待ちしています。